痴的好奇心のすゝめ

Girls,be eroticを推奨するフリーライター

盗撮された!その一部始終で感じたこと

とても不愉快だけど興味深いことが起こった。

会社帰りの電車内で、同僚の女性と座って話していたとき。

「てめえ、なに撮ってんだよ!」

私の側に立っていた乗客の男性が怒鳴って、隣の男の携帯を掴んだ。男は、なんだ突然、やめろ、と言う。乗客は、「いま、撮られてましたよ!お前、撮ってただろ!見せてみろよ!」「離してください!」と押し問答をくり広げる。激しく携帯を取り合い、周囲はじっとそれを観察している。と、乗客がやっと携帯をぶん取ったかと思うと、私にパスして、「次の駅で降りろよ!」みたいなことを男に言う。男はとても大人しくなって、しょげていた。

 次の駅で、私と同僚と男と乗客で降りて、駅長室まで同行してもらった。途中、男は私に、すみません、すみませんと言っていた。

 男と私は別室に通され、互いが何が起こったのかを警察に話す。すると、先程は盗撮を認めたかのように謝っていた男が、「たまたま電車内でカメラアプリを触っていて勝手に撮れてしまっただけだ」というようなことを言っているんだけどなあ?と警察から言われた。しかし、私の手に渡った男の携帯を警察と一緒に見てみると、確かに意図的に撮られた私の写真が数枚あった。

 結論、色々な条件や警察との話で、被害届は出さずに相手の名前・連絡先・勤務先などのメモを警察から貰って、この件は終了した。

 

ここからが本題である。

たまたま同じ電車に居合わせた社員が多く、「なにがあった」「どうした」と後で聞かれた。盗撮みたい、と答えると、皆んなの疑いの、というか、不思議そうな目が私の服装に向けられ、「え?どこを撮るの?」(撮られるようないい体か?というニュアンス)「なんだ、盗撮だけかあ」(痴漢されたんじゃないのか)「ほんとに、どこを盗撮すんの?」(この日の服装は地味なシャツにパンツスタイルだった)「満員電車で盗撮できるの?」(私を疑う声?) 「誰に痴漢したの?」(これはネタである) といったようなことを、男性だ。男性から言われた。

 最近、小出恵介がぁーとか高畑がぁ、痴漢冤罪がぁ、ジャーナリストの女性をレイプがぁ、と、タイムリーな話が多く、しかもそのほとんどの件で、女性が悪かったのでは?というふうに言われるニュースが目に付く。

正直、このニュースを見ているときは、「誘惑したんかなあ」とか「冤罪かなあ」とか思ってしまっていた。

上記の事件たちの真相は置いといて、女性が痴漢だなんだあと言ったとき、いちばん最初に注目が集まるのは加害者ではなく、被害者の女性なんだ、と感じた。人を誘惑するような服装はしていないか?スタイルがいいのか?可愛いのか?という品定め。「そうでもねえ」私は、その存在だけで、「冤罪じゃね?」と思われたような気がした。

今回は、なにも私が「盗撮された!」と叫んだのではなく、乗客の方がいろいろしてくれたということを周囲のそういう人たちに言って回りたいくらいだ。

乗客の方には本当に感謝しているけど、もし今後こんなような事があっても、根掘り葉堀りしてくる男性とか周囲の人間には絶対に言わねえぞくそが、と心に決めた出来事だった。

 

【追記】

この盗撮男性、この件の後もよく会います。乗る電車の時刻が同じ、かつ車両も長くないので、頻繁にエンカウントしてしまいます。事件があったときに警察に引き渡さないと、その後の日常には平気で登場してしまうものなんですね。どうせ周りに「会っちゃうんだあ」と言ったって、自意識過剰?とか思われそうだから言わないけど。