三尾やよい

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整形しますわ!

はい!わたくし、整形いたします!

 

今でこそ、「美容整形」ってありふれたコンテンツになってしまって、慣れた人にはピアス感覚なのかも知れないし、「ああ、自分が満足すればいいんじゃない。私はやらないけど」って、理解者ぶったこと言っちゃう人だって多い。

 

けれど、自分が当事者となると、一世一代の、成功するか失敗するか、生きるか死ぬか、みたいな非常に重い何かがずっと心にまとわりついている。

 

私の体型は、幼い頃から「中肉中背」型だった。100kg超えの超級デブになったことはないけれど、「線の細い時代」はひとときも無かった。

 

学生時代は、短くしたスカートから出した足を一瞥されてクラスの男子に「ふとっ」と陰口を叩かれたり、仲のいい人に「この二重アゴがなければなー」と言われたりと、ありふれた「嫌な体験」はそこそこした。なので、「この体型は許されない醜いものだ」という潜在意識は、生きている1分1秒いつでも持っていた。だから、今回わたしがやる整形は「痩身」に焦点をあてたものだ。

 

わたしはアホなので、自分の現状を損得考えずしゃべってしまうところがある。「わたし整形するんだ!!」と、仲のいい人たちに言ってしまった。

 

すると、返ってくる答えはだいたい「食事制限」「適度な運動」「マッサージ」をすればいいじゃん!というものだ。そういったこまごまとしたみみっちい努力をするのが、整形の痛みと恐怖と散財よりもイヤだから、整形するんだろうが。

 

それと、痩せたいとなるとすぐに「食事制限」「適度な運動」「マッサージ」と言い出したり、実際にやっている、やっていけてる人たちの多くは、「細い時代があった」やつらだ。

 

人生に「細い時代」があった人は、ダイエットをしたときの自分の目指すイメージが明確で現実的なため、「あの頃に戻す」という感覚で頑張れると思う。

 

しかし、物心ついた時から細くない者は、細くなるイメージがまったくつかないため、暗闇のなかを走るようなダイエットをするのは辛いんだ。なんの努力もせずに、自然体のままで細い時代があった人はその遺伝子に感謝しなさい。

 

◾️

 

太い足にコンプレックスを抱える自分には、それをカバーするために、コーディネートにマイルールがある。

 

①ロングスカート:素足でもスニーカーでもOK

 

②膝丈スカート:太いふくらはぎが出てしまうので、30デニール以上の黒タイツでなければならない。また、少しでも細く見せるためにヒールを履き、スニーカーは履いてはならない。

 

③ズボン:太い足のシルエットが見えてしまうのでなるべく履かない。履く場合は絶対にヒール。

 

はたから見たら「タイツ履いたって太いもんは太いんだから気にすんな」ってなんじだろうけど、わたしは黒タイツを履くと他人からは細く見えてるはず、って錯覚してる。

 

上記のつまらない決まりごとがあるために、タイツのそぐわない夏場は、わたしはロングスカートばかりになる。

 

仕方なく膝丈スカートに肌色ストッキングを履くこともあるけど、そうすると四六時中まわりの人がわたしのふくらはぎを見て「太ぇな」と思ってるんじゃないかって被害妄想してしまって、気が気じゃなくなる。

 

わたしは、肌色ストッキングで膝丈スカートが履きたい。「ふくらはぎを出してもいい人」になりたい。

 

そのため、実は数年前にもわたしは足の整形に挑戦していた。当時は「吸引なんて大げさ〜注射程度なら整形じゃないもんね」というマイルールで、高須クリニックでBLだかLGBTだかBSLMみたいな名前の痩せ注射を打った。

 

しかし、注射は数万円のものを何回も打ってはじめて効果が出るやつで、そんな金も時間もなかったわたしは一回打っただけで行かなくなってしまい、細くなんかならなかった。

 

そんな経験があったから、数回やらなきゃいけない注射はなんとなく「面倒で、効果がないもの」と思っていた。だから、ふくらはぎも脂肪吸引を望んだ。

 

しかし、今回選んだクリニックで診察したところ、わたしのデカイふくらはぎは、脂肪もあるけれど筋肉のほうがとても発達しているために太いのだそうで、それならボトックスのほうが効果があるだろう、ということでボトックス注射を打つことになった。

 

また、最近わたしにはふくよかな二重アゴがつき、それがデフォルトになってしまったんだけど、普段メイクするときは正面からしか見ないし、鏡越しに見る自分は顎を突き出して現実逃避しているから、そんなにひどくないって思ってた。

 

けれど、あるとき他人に撮られたわたしの横顔は、バナナマンの日村がふざけて顎を引いたときによく似た、ひどいものだった。わたしは横顔恐怖症(?)になり、髪でバッチリ頬ラインを隠したり、マスクが手放せなくなってしまった。

 

もちろん、ちまたで言われまくっている「二重アゴダイエット」は知っている。リンパを流すんでしょ?舌を出してあいうえおってやったり、回したりするんでしょ?

けれど、そういう努力がどうしても続かないんだ。勉強やほかのことなら、多少辛くても頑張れたよ。けど、あごのための努力が、どうしても続かなかったんだ。「続けられること」だって、才能だよ。わたしには、その才能がなかった。

 

そこで、わたしは今回「頬+あご」を脂肪吸引することにした。

実は、頬はそんなに気にしていない、むしろぷっくりした頬を残したいのだが、あご単体でやるよりも、頬+あごをモニターでやったほうが安いので、そちらを選んだ。

 

なぜ頬は気にしていないかというと、男性に頬を褒められたことが数回あるからだ。

わたしは、アンパンマンのようなパンパンの頬が大嫌いだった。その原因を調べてみたところ、「バッカルファットを取ったら、アニメのキャラデザと化したキャバ嬢のようにほっそりした顔立ちが手に入るようだ」という結論に至り、バッカルファットなる部位の切除を考えたこともあった。

 

しかし、新卒で入社した会社で男先輩たちと話しているとき、好きなタイプの異性の話になり、ひとりの先輩が言った。

「笑うと、頬骨がぷくってなる子が好き。三尾ちゃんみたいな」

わたしはそれを間に受けて、この頬骨を、頬を、一生涯死守することにした。

 

また、現在交際している彼に、顔の脂肪吸引を考えていると言ったところ、

「自分がしたいならいいけど…そのほっぺはなくならないよね?」「絶対にその丸顔はなくさないでね」「頬はそのままだよね」と念を押された。どうやら、世の中には「丸顔好き」の男性が多いようなのだ。だから、丸顔で悩んでいる女の子、それは丸顔好き男子を射止める最強の装備アイテムだから絶対に捨てるな!と言いたい。

 

なんか、こうして自分で書くと、男からいろいろ言われちゃう私★感が出ていてキモいね。けれど、こんなふうに、あいつがああ言ったから、こう言ったからというのを根深く覚えていて、整形するしないを決定してしまうほど、男の意見は深く心に刻まれるものだ。

 

◾️クリニック選び

 

数年前、わたしは知識もなにもなかったので「とりあえず一番有名なところなら安心だろう」と思って、高須クリニックを選んだ。

待合室はふつうの病院のようにみんな同じところに待たされて、申し訳程度の仕切りはあるものの、とても気まずかった。また、診察もテキパキと事務的で、とてもこまごまと不安などを相談できる雰囲気じゃなかった。

 

まあ、整形クリニックなんてこんなものかな?と納得はしていたけれど、今回はそんなに高額なお金を払える状況になかったので、評判が良さそうで、なるべく小さい院を選んでみたところ、待合室は全員個室だし、お悩みメールに対する回答が鬼のように早いし、1日に数人しか客を予約させないことで割と余裕があって細かく相談できる、アットホームで自分に寄り添ってくれるクリニックに出会って、「こんなに違うんだー」と驚いた。

 

美容整形のクリニック選びは、ちょうど「大学入試の予備校選び」に似ていると思う。駿台河合塾は超大手で、優秀な先生がいて、金も高くて、実績もある。けれど講義は大教室で、ひとりひとりをみる余裕はない。かたや個人塾は、金はそこそこ、実績もそこそこだが、小さな教室で、「やってやる!」と意気込んだ先生が二人三脚でやってくれる。どちらが良いかは、個人の好みによるかも知れない。

 

失敗がとても怖いけれど、失敗しても、それが人生かな、と思うまでには悩み通した。決戦は、来たるGWである。